夫婦関係は破綻しているのに子供には父親（母親）が必要だからと離婚を躊躇するのは逆に子供にとっては幸せではない

わたしの両親は私が高校生の時から家庭内別居になりました。

（参考：両親の家庭内別居は子供からすれば生き地獄。私が体験して思うこと）

就職して家を出た私ですが、色々な事情より、今はまた実家暮らしをしています。

なので、このような状態の両親と暮らすことは今でもつらいです。

時々離婚を考える女性（または男性）が、子供には父親が必要という想いから

離婚を躊躇しているという内容の記事や投稿を目にすることがあります。

経済的な理由ではなくて、あくまでも”父親の存在”に焦点を当てて考えた場合、

それは子供の為を思ってのことでも、子供が幸せには感じないでしょう。

仲の悪い両親の姿を見て生活するのは子供にとってはつらく悲しいこと

一生仲のよい夫婦を演じ続けれるのならそれが一番よいと思いますが

そんなことできますか？

途中で演じることをやめてしまうのも、最初から仲の悪いままの夫婦でいることも

子供の心には大きな負担です。

高校生の時に突然そうなってしまった私でも相当つらく、悲しかったので、

小学生、中学生時代にそうなった場合を考えた場合はさらに大きな心の負担に

なることが想像できます。

また、私の親友は昔から両親が冷め切っていたそうです。

私とは笑いのツボが同じで、彼女とはたくさん笑って過ごしてきたのですが、

両親の話になるといつも笑顔が消えていました。

彼女と出会った時は、私はまだ幸せな家庭だったので、彼女のそんな

家庭環境をかわいそうに思いましたが、現時点では同じ状況です。

不仲になってしまうのは仕方がない、問題はその後にどうするか

もし子供がものごころついていないのなら、

離婚を躊躇する理由が経済的理由等ではなく”父親（母親）の存在”であるならば

離婚してしまったほうが不仲の両親の姿に傷つかなくて済むと思います。

ですが、もし結婚して、子供が出来て、数年経ってからの夫婦関係の破綻という

場合もあると思います。

その場合でもやはり、その時点で選択できるなら離婚してしまうほうがいいと

思います。

私は後者のパターンでしたが、これは想像になり前者の方には申し訳ないのですが

最初にはあった幸せな温かい家庭が、ある日突然なくなってしまうほうが、

とてもつらいのではないかと思います。

そしてそれからずっと、幸せな過去が頭をチラチラよぎるけれども、

目の前には冷め切った両親しかいないという残酷な状況。

ならば、離婚して、それぞれがそれぞれの道を生きるほうが幸せなのではないかと。

子供は序々に両親の気持ちを理解していく

子供は両親が不仲になってしまっても、やっぱり両親のことは好きです。

最初は受け入れられなくても、成長とともに、序々に理解して、理解しようと

努力していきます。なぜなら、両親の愛情があって自分が生まれてきたことを

知っているからです。そして、どんなかたちであれ、両親には幸せな道を

歩んで欲しいと思うからです。

離婚を考える理由はさまざまだと思います。

そして、離婚を考えて毎日ものすごく悩まれている方もいると思います。

とても大変だと思います。

この記事を読んで、簡単に言うな！と思われる方もいるかもしれません。

ですが、”父親の存在”だけに捕らわれずに、こういう視点でも

今一度考えていただけたらと思いました。

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